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iManagerを使用すると、Novell® NetStorageまたはNovell ZENworks® Desktop Managementをインストールした後に、Middle Tier Server (別名: XTier)の環境設定情報を簡単に変更できます。 Middle Tier Serverの環境設定情報はNetWare®サーバ上のレジストリに格納されています。 Linuxサーバでは、Middle Tier Serverの環境設定情報はLinuxサーバ上のXMLファイルに格納されています。

重要: クラスタ環境において、クラスタ内の1つのノードに対するレジストリを変更した場合、そのクラスタ内の各ノードに対するレジストリも変更する必要があります。 1つのノードのレジストリを変更した後、クラスタ内の各ノード上でiManagerを起動し、同じ変更を実行します。変更を適用するには、そのサーバ上でNetStorageサービスを再開します。

NetStorageサービスがNetWareサーバ上で実行されている場合、Apache Webサーバを停止して再起動する必要があります。

Webサーバを停止するには、ターミナルコンソールで次のコマンドを実行します。

Ap2WebDn

Webサーバを再起動するには、ターミナルコンソールで次のコマンドを実行します。

Ap2WebUp

NetStorageサービスがLinuxサーバ上で実行されている場合、ターミナルコンソールで次のコマンドを実行してNetStorageサービスを再開します。

rcnovell-xsrvd restart

NetStorage Options (NetStorageオプション)

このページでは、次の環境設定情報を表示または編集できます。

[プロキシユーザ名]および[プロキシパスワード]
NetWareサーバのインストール時またはLinuxサーバへのNovell OES (Open Enterprise Server)のインストール時に入力した、管理者用のユーザ名とパスワードです。Middle Tier Server上で管理者アクセス用として別のユーザ名とパスワードを使用する場合、そのユーザ名とパスワードをこのフィールドに入力します。

[デフォルトの設定]ボタンをクリックすると、[デフォルト値]列に表示されている値が設定されます。 [デフォルト値]列に値が表示されていない場合、値は空(値が存在しない)に設定されます。

注意: NetstorageがOES一般プロキシを使用するように設定されている場合、代理ユーザのパスワードは、このインタフェースから変更しないでください。

ディレクトリ
Middle Tier ServerにアクセスするユーザにMiddle Tier Server URLの一要素として指定させる、登録された場所です。 デフォルトでは、[oneNet]が選択されています。

このレジストリ設定を変更した場合、etc/opt/novell/xtier/xsrv.confファイルの先頭にあるLocationセクションの/oneNetの設定を、iManagerで指定した内容と同じにする必要があります。

Session Timeout (セッションタイムアウト)
セッションのアイドル状態がこの時間(秒単位)継続すると、そのセッションは終了します。 この時間内にMiddle Tier Serverにアクティビティが発生しない場合、ユーザはファイルアクセスの許可を受けるためにMiddle Tier Serverに再度ログインする必要があります。

Janitor間隔
この設定は、Novellから別途に指示がある場合を除いて、変更しないでください。

Persistent Cookies(Persistent Cookie)
[Persistent Cookies(Persistent Cookie)]オプションは、有効または無効にすることができます。 値を「0」に設定した場合、Persistent Cookieは無効になります。 Persistent Cookieが無効になるのは、何の値も設定しない場合、または値を「0」に設定した場合です。デフォルトでは、Persistent Cookieは無効です。

Persistent Cookieを無効にした場合、ユーザが現在のブラウザまたはWebフォルダを閉じると、NetStorageが終了します。 また、ブラウザ内またはWebフォルダ内でNetStorageのインスタンスが実行されているときに、ユーザが新しいブラウザまたはWebフォルダを開いた場合、そのユーザの再認証が必要です。

ワークステーションを共有している場合は、Persistent Cookieを無効にすることをお勧めします。ブラウザを閉じるだけで、そのワークステーションの次の使用者が誤ってまたは意図的にNetStorageを介してネットワークにアクセスするのを防止できるためです。

ワークステーションを共有していない場合はPersistent Cookieを有効にしたほうが便利です。これは、ユーザの再認証の必要がなくなるためです。

ユーザがNetStorageで[ファイル]メニューの[ログアウト]をクリックした場合、Persistent Cookieの有効/無効にかかわらずにセッションが終了します。

[LDAPポート]
LDAP要求についてActive DirectoryとeDirectory間に競合が存在する場合は、LDAPポート番号を変更します。

このような競合が発生するのは、バックエンドがドメインコントローラとして動作しているためです。ドメインコントローラにはActive Directoryがインストールされています。 eDirectoryとActive Directoryが両方とも同じデフォルトポート(ポート番号389)を使用しようとしたときに、競合が発生します。 この競合では、通常、Active Directoryが優先されます。 プロキシユーザオブジェクトタイプは、eDirectoryにはありますが、Active Directoryにはありません。 このため、Middle Tier Serverがプロキシユーザとしてバインドしようとしても、そのバインド処理は失敗します。 このこともまた、LDAPルックアップが失敗する理由です。

Cookieless
このオプションは、有効または無効にすることができます。 値を「0」に設定すると、Cookieless認証は無効になります(デフォルト)。 値を「1」に設定すると、Cookieless認証を有効にすることができます。

Cookieless認証は、CookieをサポートしていないバージョンのWebDavを使用するクライアントに対して必要になります。 たとえば、Appleクライアントは、CookieをサポートしていないバージョンのWebDavを使用します。

Cookieless認証を有効にする場合、すべてのブラウザインスタンスを閉じてログアウトする必要があります。

ClosestEDirServerDN
このオプションを使用する場合、ZENworks Desktop Managementで配布された必要アプリケーションを格納していると考えられる、最も近いeDirectoryサーバの識別名が要求されます。デフォルト値は「MyServer.MyOrg」です。

このフィールドは、ZENworks Desktop Managementのアプリケーションオブジェクトに定義された「サイトリスト」に連動します。ユーザが自分のサイトでMiddle Tier Serverを介してログオンし、アプリケーションアイコンをクリックすると、Middle Tier Serverは、サイトリストで定義済みの必要アプリケーションが格納されている一番近いeDirectoryサーバの場所を判別します。その後でアプリケーションファイルがワークステーションに配布され、インストールされます。サイトリストの詳細については、『Zenworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「サイトリストのセットアップ」を参照してください。

サイトリスト機能は、ユーザがサイト間を移動しつつホームサーバ上のアプリケーションにアクセスする必要がある場合で、WANを介してアプリケーションを配布すると時間とコストがかかりすぎる場合に有効です。最も近いeDirectoryサーバにユーザが必要なアプリケーションを格納し、サイトリストをセットアップすると、アプリケーションの配布が効率良く行えます。

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